セイルチェアのヘッドレストは必要?後付けの方法と注意点を解説

セイルチェアのヘッドレストは必要?後付けの方法と注意点を解説

こんにちは。オフィスチェアラボ、研究員Kです。

デザインも座り心地も評判のいいハーマンミラーのセイルチェア。でも、いざ調べてみると「あれ、ヘッドレストがない?」と気づいて、戸惑っていませんか。長時間座ると首がちょっと疲れる気がするし、後付けできるなら付けたい……そんなふうに考えて、ここにたどり着いたのかなと思います。

結論から言うと、セイルチェアには標準でヘッドレストがなく、純正の後付けヘッドレストも販売されていません。でも、これには実はちゃんとした理由があるんです。そして、どうしてもヘッドレストが欲しい場合の選択肢や、その際の注意点もあります。知らずに自作でつけようとすると、けっこう危険なので気をつけたいところ。

この記事では、メーカー公式の情報や購入者の口コミをもとに、セイルチェアにヘッドレストがない理由を分かりやすく解説します。そのうえで、後付けする方法とメリット・デメリット、保証への影響、そしてヘッドレストが欲しい人向けの別の選択肢までまとめますね。読み終わるころには、あなたがどうすべきか、はっきり判断できるようになっているはずです。

  • セイルチェアにヘッドレストがない本当の理由
  • 首が疲れると感じるときの対処法
  • 後付けの方法と保証などの注意点
  • ヘッドレストが欲しい人向けの選択肢
目次

セイルチェアにヘッドレストがない理由

木製デスクの前に置かれたヘッドレストのないグレーのオフィスチェア

まずは「なぜセイルチェアにはヘッドレストがないのか」を見ていきましょう。これは単なるコスト削減ではなく、ハーマンミラーの明確な設計思想に基づいたもの。理由が分かると、後付けすべきかどうかの判断もしやすくなりますよ。

標準ではヘッドレスト非搭載

まず事実確認から。ハーマンミラーのセイルチェアは、標準の状態でヘッドレストが付いていません。前傾チルトの有無や、ランバーサポート、アームレストといった機能でモデルの違いはありますが、どのモデルにもヘッドレストは搭載されていないんです。

さらに、後から取り付けられる純正のヘッドレストも販売されていません。アーロンチェアなど他の名作チェアでも同じですが、ハーマンミラーは基本的に、自社ワークチェア用のヘッドレストを出していないんですね。「別売りで探せばあるはず」と思っていた人は、まずここを押さえておいてください。

アーロンチェアのサイズ選びと注意点については、別の記事で詳しくまとめています。

ちなみに、同じハーマンミラーでもアーロンチェアやエンボディといった上位モデルにも、純正ヘッドレストはありません。つまりこれは、セイルチェアだけが特別ヘッドレストを省いているわけではなく、ハーマンミラーというブランド全体の一貫した考え方なんです。「高いチェアなのにヘッドレストがないなんて」と感じるかもしれませんが、そこにはちゃんと理由があります。次でその設計思想を見ていきましょう。

あえて省かれている設計思想

木製デスクで閉じたノートパソコンの横にノートを広げ書き込む女性

では、なぜあえてヘッドレストを付けないのか。そこには、「最小限の素材で最高のものを生み出す」というセイルチェアのコンセプトがあります。セイルチェアは、主にデスクワークでの集中力を高めるために設計されたワークチェアなんです。

ヘッドレストや、深く倒して固定するリクライニングは、どちらかというと「体を預けてリラックスする」ための機能。集中して作業することに特化したセイルチェアでは、これらは意図的に省かれています。加えて、ハーマンミラーには「安易にヘッドレストで首や頭を固定すると、かえって頸椎を圧迫して首を痛める人がいる」という考え方があります。ヘッドレストがないのは手抜きではなく、むしろ体のことを考えた結果でもあるんですね。

この考え方を知ると、セイルチェアの立ち位置が見えてきます。セイルチェアは「くつろぐための椅子」ではなく、「集中して作業するための椅子」。だから、パソコン作業や勉強、書き物といったデスクワークが中心の人には、ヘッドレストがなくても不便を感じにくい設計になっているんです。逆に、椅子で頭まで預けてゆったり動画を見たり仮眠を取ったりしたい人には、そもそもセイルチェアの方向性が合っていないのかもしれません。自分がその椅子に何を求めているかを、ここで一度考えてみるといいですよ。

Y字支柱という独特の構造

もうひとつ、セイルチェアならではの事情が、その独特の構造です。セイルチェアには、一般的なオフィスチェアにあるような背もたれの「フレーム」がありません。

代わりに、帆船の帆のようなY字の支柱だけで、エラストマー素材の背もたれを支える「吊り橋構造」になっています。この開放的でスタイリッシュな見た目が、セイルチェアの大きな魅力。ただ、この構造ゆえに、ヘッドレストを安定して固定する場所がないんです。背もたれの上部にがっちりした枠がないので、普通のやり方ではヘッドレストが取り付けられない、というわけですね。

この吊り橋構造は、軽さと通気性、そして独特の座り心地を生み出す、セイルチェアの一番の個性です。背中を面ではなく「しなり」で支えるので、体の動きに柔軟についてきてくれる。デザイン性の高さもここから来ています。つまり、ヘッドレストを付けにくいという弱点と、この魅力的な構造は表裏一体なんです。だからこそ、後付けを考えるときは「この個性的な構造にどう安全に取り付けるか」がポイントになってきます。

首が疲れると感じるときの対処

背筋を伸ばした正しい姿勢でデスクワークをする男性

「でも実際、長時間座ると首が疲れるんだよね」という人もいますよね。そんなときは、いきなりヘッドレストを考える前に、まず座り方を見直してみてください。

セイルチェアは、背中全体で体重を分散するように設計されているので、正しく座れていれば首に過度な負担はかからないとされています。首が疲れる場合、深く腰かけられていなかったり、モニターの高さが合っていなかったりすることが原因のことも多いんです。お尻を背もたれまでしっかり引いて座る、モニターの上端が目線の高さになるよう調整する、といった工夫で、首の疲れがかなり和らぐこともあります。

特に多いのが、モニターが低すぎて自然とうつむき姿勢になり、首の後ろに負担が集中しているケース。モニターアームや台で画面を目線の高さまで上げるだけで、驚くほど首がラクになることがあります。ノートパソコンを使っているなら、スタンドで高さを上げて外付けキーボードを使うのも効果的。ヘッドレストを付ける前に、まずは環境側でできる改善を試すほうが、お金も手間もかからず、効果が高いことも多いんですよ。それでも改善しないなら、後付けを検討するという順番がおすすめです。

首の疲れを減らす座り方のコツ
  • お尻を背もたれの奥までしっかり引いて座る
  • モニターの高さを目線に合わせる
  • ランバーサポートで腰を支え、背すじを保ちやすくする
  • こまめに休憩して首や肩を動かす

自作での後付けが危険な理由

ネットを見ると「ヘッドレストを自作で付けた」という情報もありますが、正直に言うと、セイルチェアへの自作ヘッドレストはおすすめできません。むしろ危険です。

理由は、さっき説明したY字支柱の構造。この支柱に自作のヘッドレストを安定して固定するのは極めて難しく、体重をかけた拍子にヘッドレストが外れて、首や頭を強打する危険があります。最悪の場合、頚椎を痛めるリスクも。頭を預ける部品だからこそ、しっかり固定できないものは事故のもとなんです。手先が器用な人でも、ここは自作ではなく、次に紹介する専用品に頼るのが安全ですよ。

ネットの自作事例は、うまくいった一部の例が目立っているだけで、その裏には固定に失敗した人も多いはず。しかもヘッドレストは、体重や頭の重みが繰り返しかかる部品です。取り付けた直後は問題なくても、使っているうちに緩んで、ある日突然外れる——そんなリスクが常につきまといます。安全に関わる部分は、コストを惜しんで自作するより、専用に設計された製品を選ぶのが結局いちばん。ここは強くお伝えしておきたいポイントです。

セイルチェアにヘッドレストを付ける方法

手前に置かれたヘッドレスト付きオフィスチェアと奥で作業する女性

「それでもヘッドレストが欲しい!」という人のために、ここからは安全な後付けの方法と、その注意点を見ていきましょう。あわせて、そもそもヘッドレスト付きのチェアを選ぶという選択肢もお伝えしますね。

Atlas製の専用ヘッドレスト

ボルトで椅子の背もたれに取り付けられたメッシュヘッドレストの背面金具

セイルチェアに後付けするなら、Atlas(アトラス)製の専用ヘッドレストが定番の選択肢です。Atlasは、アメリカにあるハーマンミラー用ヘッドレストの専門メーカー。セイルチェア専用に設計されているのが安心ポイントです。

Atlas製のヘッドレストは、セイルチェアの特徴的なY字支柱にボルトで挟み込んで、しっかり固定する設計になっています。本体に穴を開けるなどの改造は不要で、高さや角度の調整機能もついています。自作とは違い、専用に作られているので固定の安定感が段違い。どうしてもヘッドレストが欲しいなら、まず検討すべきはこのAtlas製、と考えていいでしょう。

ただし、Atlas製は海外からの取り寄せになることが多く、注文から到着まで時間がかかったり、価格が為替の影響を受けたりします。取り付けも、付属の説明に沿ってボルトで固定する作業が必要です。難しい改造ではありませんが、まったくの初めてだと少し戸惑うかもしれません。購入前に、対応モデル(前傾機能の有無などでモデルが分かれます)を必ず確認し、自分のセイルチェアに合うタイプを選んでくださいね。ここを間違えると付けられないので注意です。

後付けのメリットとデメリット

Atlas製のような専用品を使えば、セイルチェアでも頭を預けられるようになります。動画を見たり、ちょっと休憩したりするときに、頭を支えてくれるのはやっぱり快適ですよね。これが後付けの大きなメリットです。

一方で、デメリットもあります。まず、ヘッドレストを付けると、セイルチェアのコンパクトで圧迫感のないデザインが損なわれること。すっきりした見た目に惹かれてセイルチェアを選んだ人にとっては、ここは悩ましいポイントです。また、Atlas製は海外メーカーの製品なので、価格や入手性も国産の後付け品より手間がかかることがあります。快適さと引き換えに、デザインやコストの面で妥協が必要になる、と理解しておきましょう。

後付けが向いているのは、「セイルチェアの座り心地やデザインが気に入っていて、それは変えたくない。でも、たまに頭を預けたい場面がある」という人。すでにセイルチェアを持っていて、買い替えるほどではないけれど首の支えが欲しい、というケースにはぴったりです。逆に、これから椅子を買う段階で「ヘッドレストは絶対に欲しい」とはっきりしているなら、後付け前提でセイルチェアを選ぶより、最初からヘッドレスト付きのモデルを選んだほうがスマートかもしれません。今のあなたがどちらの状況かで、答えは変わってきますよ。

保証への影響を確認する

オフィスチェアの横で、椅子の点検シートを手に考え込む女性

後付けを考えるうえで、絶対に確認しておきたいのが保証の問題です。ハーマンミラーのチェアには長期保証がついていますが、基本的に、本体を改造すると保証の対象外になる可能性があります。

Atlas製のヘッドレストのように穴あけ不要で取り付けるタイプは、本体保証への影響が少ないとされる情報もありますが、実際にどうなるかは、購入前にハーマンミラーの正規販売店に確認しておくのが安心です。せっかくの長期保証が受けられなくなっては本末転倒。「後付けしても保証は大丈夫か」を、必ず自分で確認してから判断してくださいね。正確な保証条件は、公式サイトや正規販売店でご確認ください。

あわせて気をつけたいのが、購入ルートによる保証の違いです。セイルチェアは正規販売店で買えば長期保証がつきますが、並行輸入品や中古品では、そもそもの本体保証が短かったり付かなかったりすることがあります。「後付けで保証が切れる」以前に、本体にどんな保証がついているかも、この機会に確認しておくと安心です。長く使う高級チェアだからこそ、購入時の保証内容と、後付けによる影響の両方を把握したうえで判断するのが賢明ですよ。

ヘッドレスト付きの他モデルという選択

ここまで読んで、「後付けの手間やリスク、保証の心配をするくらいなら……」と感じた人もいるかもしれません。実は、いちばんシンプルで確実な解決策があります。それは、最初からヘッドレストが標準搭載されたチェアを選ぶこと。

ヘッドレスト付きの本格的なオフィスチェアを探すなら、国内最大級のオフィス家具通販サイトであるKagg.jp(カグドットジェイピー)の利用が圧倒的におすすめです。

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Kagg.jpでは、オカムラ、スチールケース、ハーマンミラー、コクヨといった、世界の一流オフィス家具メーカーの製品を数多く取り扱っています。最初からヘッドレストが組み込まれたモデルなら、後付けの手間も、固定の不安も、保証の心配もいりません。頭までしっかり預けてリラックスしたい人には、こうした専用設計のチェアのほうが、結局は快適で安心なんです。

Kagg.jpの魅力は、これら一流メーカー品が最大65%OFFといった、市場価格より大幅に安く買える割引率の高さにあります。もちろん正規ルートなのでメーカー保証も確実についてきます。「セイルチェアを改造してヘッドレストを付ける」のか、「最初からヘッドレスト付きの一脚を選ぶ」のか、両方を比べたうえで、自分に合うほうを選ぶのが後悔しないコツかなと思います。

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セイルチェアのヘッドレスト選びの総括

最後にまとめますね。セイルチェアにヘッドレストがないのは、集中して作業するための設計思想と、Y字支柱という独特の構造によるものです。手抜きではなく、むしろ体のことを考えた結果でもあります。

首が疲れるなら、まずは正しい座り方やモニターの高さを見直してみてください。それでもヘッドレストが欲しいなら、自作は危険なのでAtlas製の専用品を。ただし、デザインの変化や保証への影響は事前に確認を。そして、後付けの手間やリスクが気になるなら、最初からヘッドレスト付きのチェアを選ぶのがいちばん確実です。Kagg.jpのような割引通販を使えば、本格チェアも手が届きますからね。

セイルチェアのヘッドレストまとめ
  • 標準・純正ともにヘッドレストはない
  • 首の疲れはまず座り方と環境を見直す
  • 後付けは自作NG、専用のAtlas製が安全
  • 手間や保証が気になるならヘッドレスト付き他モデルも

ヘッドレストが「あったほうがいい」か「なくてもいい」かは、実は人によって、そして使い方によって大きく変わります。デスクワークに集中したい人にはなくても快適ですし、休憩やリラックスも椅子で完結させたい人には欲しい装備。だからこそ、周りの評判やスペック表だけで決めず、あなた自身が椅子で過ごす時間の中身をイメージして判断するのがいちばんです。セイルチェアの良さを活かすのか、ヘッドレスト付きの快適さを取るのか、じっくり考えてみてくださいね。

椅子は毎日長時間、あなたの体を支えてくれる相棒です。ヘッドレストの有無も、見た目やブランドだけでなく、自分の座り方や使い方に合うかで判断してあげてください。この記事が、あなたの快適な椅子選びの手助けになればうれしいです。応援しています。

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この記事を書いた人

工学部に通う大学生。腰に不安があり、長時間の勉強のためにニトリのOC707を選んで毎日使っています。自分の椅子は実体験で、ほかの椅子はメーカー公式の情報と購入者の口コミをもとに、良い点も気になる点も正直にまとめています。

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