こんにちは。オフィスチェアラボ、研究員Kです。
ニトリのオフィスチェアを通販で頼んだら、思った以上に大きな箱が届いて「これ、本当に自分で組み立てられるの?」と不安になった人もいるかもしれませんね。
私は大学に入るタイミングでニトリのOC707を買い、男二人で組み立てました。商品ページに書かれている組立時間の目安は30分ですが、実際には1時間弱かかっています。慣れない作業なので、説明書を確認しながら進めるとそのくらいはかかるものだと思っておくと、気持ちに余裕を持てますよ。
この記事では、ニトリ公式の情報と私の組み立て体験をもとに、ニトリのオフィスチェアを自分で組み立てる流れと、つまずきやすいポイント、組立サービスの使い方までまとめました。
- 組み立て前に準備しておきたいもの
- 説明書の確認方法と組み立ての流れ
- キャスターが入らないときの正しい対処法
- 組立サービスの料金と申し込みの注意点
ニトリのオフィスチェアの組み立て方と準備
まずは、組み立てを始める前の準備から、実際の作業の流れまでを順番に見ていきます。事前の準備をしておくだけで、作業時間も失敗もかなり減らせますよ。
組み立て前に準備しておきたいもの
ニトリのオフィスチェアの多くは「お客様組立品」で、宅配便で玄関先まで届き、開梱と組み立ては自分で行います。作業を始める前に、次のものをそろえておくとスムーズです。
- 椅子のまわりを一周できるくらいの作業スペース
- 床を守るための段ボールや古い毛布
- 組立説明書(紙が見当たらなければ商品ページで確認)
- 付属の工具(付属していない商品もあるので開封時に確認)
ニトリ公式のよくある質問では、組み立てに必要な部品のほかに工具が付属している商品もあるので、開封時に確認してほしいと案内されています。つまり、工具が入っているかどうかは商品によって違うということ。開けてから慌てないように、最初に箱の中身を全部出して、部品と工具の数を説明書と照らし合わせておきましょう。
組み立て中は、脚やキャスターで床を傷つけないよう、段ボールを広げた上で作業するのが安心です。
ちなみに、届いた箱そのものもかなり大きいです。OC707の場合、梱包サイズは幅73×奥行44.5×高さ66.5cm。玄関から組み立てる部屋まで運ぶ通路も、先に確保しておくと安心ですね。

組立説明書はどこで見られる?
組立説明書をなくしてしまった、または組み立てる前に一度目を通しておきたい、というときも慌てなくて大丈夫です。
ニトリ公式のよくある質問によると、組立説明書と取扱説明書は、ニトリネットの商品ページにある「組立説明書/取扱説明書」の欄で確認できます(出典:ニトリ よくあるご質問『組立説明書・取扱説明書の確認方法』)。商品ページに掲載がない場合でも、ニトリネットで注文した人なら注文履歴から見られる商品もあります。
ほかにも、商品ページのYouTube動画や、商品パッケージ(箱)に組み立て方が書かれている商品もあるとのこと。紙の説明書だけで分かりにくい部分は、動画と見比べると理解しやすくなりますよ。
商品ページを開くときは、自分の椅子の型番(OC707、OC105など)とサイズ・素材の違いまで確認しましょう。同じシリーズでもスモールサイズやメッシュ・ポケットコイルなどで商品ページが分かれています。
組み立ての基本的な流れ
細かい手順は型番ごとに違うので、必ず説明書の順番を優先してください。そのうえで、一般的なオフィスチェアは、おおよそ次のような流れで組み立てます。
- 脚(5本脚のベース)にキャスターを差し込む
- 脚の中心にガスシリンダーを差し込む
- 座面の裏に、レバーの付いた部品(座面の下の機構)を取り付ける
- ガスシリンダーの上に座面を載せる
- 背もたれ、肘掛け、ヘッドレストなどを取り付ける
全体像を先に頭に入れておくと、「今どこまで進んでいるか」が分かるので焦りにくくなります。
特に気をつけたいのが、座面の裏に付ける部品の向きです。レバーの付いた部品は前後を逆に付けてしまうと、レバーが体の後ろ側にきてしまい、座ったまま操作できなくなります。取り付ける前に、説明書の図でレバーがどちら側にくるかを必ず確認しておきましょう。
また、背もたれや肘掛けは左右で形が違う部品が多いので、仮に当ててみて向きが合っているか確かめてからネジを入れるのがおすすめです。

OC707のように肘掛けやヘッドレスト、フットレストまで付いているモデルは、どうしても部品が多くなります。一方で、背もたれと座面だけのシンプルなモデルなら、工程も少なく済むはずです。
組み立て時間の目安はどれくらい?
ニトリネットの商品ページには、モデルごとに「組立時間」の目安が載っています。2026年9月時点の表示から、いくつかのモデルを抜き出してみました。
| モデル | 組立時間の目安 | 重量 |
|---|---|---|
| OC707 ポケットコイル | 30分 | 約17.5kg |
| OC707 スモールサイズ エラストマーメッシュ | 30分 | 約16.5kg |
| OC402 | 20分 | 約11kg |
| OC106 | 15分 | 約10kg |
| OC505 | 30分 | 約17kg |
ただ、これはあくまで一般的な目安です。私たちはOC707を男二人で組み立てて、1時間弱かかりました。説明書を読んで部品を確認し、向きを間違えていないか見直しながら進めると、目安の2倍くらいかかっても不思議ではありません。
初めて組み立てる人は、目安の時間に余裕を足して、1〜2時間は確保しておくのがおすすめです。夜遅くに始めて途中でやめると、部品をなくしたり、翌日どこまで進めたか分からなくなったりしがちですよ。
作業を楽にする段取りのコツ
組み立てそのものは難しくなくても、段取りが悪いと時間がどんどん延びてしまいます。作業を始める前に、次のような準備をしておくと進めやすくなりますよ。
まず、説明書は最初に最後まで一度目を通しておきましょう。途中の工程で「この部品は先に付けておくべきだった」と気づいて戻るのが、いちばん時間のかかるパターンです。全体の流れを知ってから手を動かすだけで、やり直しはぐっと減ります。
次に、作業は明るい場所で行うのがおすすめです。ネジ穴やレバーまわりの部品は黒いものが多く、暗い部屋だと穴の位置が見えにくくなります。
そして、二人で作業するなら役割を分けておくとスムーズです。一人が説明書を読みながら部品を渡し、もう一人が組み立てる、という分担にすると、手元の作業に集中できます。スマホで工程ごとに写真を撮っておくと、ネジを締めすぎたときや部品の向きを確かめたいときに見返せて便利です。
一人で組み立てられる?重さと人数の目安
一人で組み立てられるかどうかは、椅子の重さでかなり変わります。上の表のとおり、OC707のような多機能モデルは本体だけで17kg前後。軽いモデルなら10kg前後です。
重い椅子で大変なのは、座面を持ち上げてガスシリンダーの上に載せたり、背もたれを支えながらネジを留めたりする場面。片手で部品を支えつつ、もう片方の手でネジを回すのは、一人だとかなり苦労するはずです。重いモデルほど、支える人がいるだけで作業がぐっと楽になります。
重いモデルを一人で組み立てるなら、背もたれを取り付けるときに座面を床に置いたまま作業できないか、説明書の手順を先に確認してみてください。誰かに10分だけ手伝ってもらえるなら、その10分を「重い部品を支える場面」に使うのがいちばん効率的ですよ。
ニトリネットの商品ページの「仕様・サイズ」欄には、梱包材を除いたおおよその重量が書かれています。買う前に重さを見て、一人で運べるか、手伝いが必要かを判断しておきましょう。
ニトリのオフィスチェア組み立てで失敗しない注意点
ここからは、組み立て中につまずきやすいポイントと、組み立てたあとに確認したいこと、そして自分で組み立てるのが不安な人向けの組立サービスについて解説します。
キャスターが入らないときの正しい対処法
ニトリのオフィスチェアの組み立てで、いちばん多い悩みがキャスターの取り付けです。購入者の口コミでも「キャスターを差し込むのに想像以上の力が要った」という声がよく見られます。
ニトリ公式のよくある質問では、キャスターの取り付けについて次のように案内されています。
- 重さを支える部分なので、取り付けにはかなりの力が必要
- キャスターを脚に対して直角にして、「カチッと音がするまで」押し込む
- ゴムハンマーなどでたたいても入りにくいので、手で力を入れて押し込む
- 奥までしっかり入ると外れなくなり、キャスターと脚の隙間は2〜3ミリ程度になる
ポイントは、たたいて入れようとしないこと。斜めのまま押し込もうとすると入らないので、キャスターの軸を脚の穴にまっすぐ当ててから、体重をかけるように押し込みましょう。

脚を裏返して床に置き、上からキャスターを押し込む姿勢にすると力をかけやすくなります。ただし、公式でもケガに注意するよう呼びかけられているので、指を挟まないように気をつけてくださいね。
部品が合わないときは力任せに進めない
キャスター以外でも、「ネジ穴が合わない」「部品がうまくはまらない」という場面は出てきます。こんなとき、いちばんやってはいけないのが力任せに押し込むことです。
部品が合わない原因として多いのは、次のようなケースです。
- 左右の部品を取り違えている
- 部品の前後や上下の向きが逆になっている
- 先に締めたネジがきつすぎて、ほかの穴の位置がずれている
特に最後のケースはよくあります。複数のネジで留める部品は、最初はすべてのネジを軽く仮留めして、全部入ってから本締めすると、穴の位置が合いやすくなりますよ。
それでもどうしても合わないときは、部品の不良という可能性もあります。無理に削ったり曲げたりすると、後から交換の相談がしにくくなるので、その時点で作業を止めてニトリに問い合わせるのが安全です。
ネジや部品が足りないときは
箱を開けてみたら「説明書に書いてあるネジが1本足りない」「似た部品が多くてどれか分からない」ということもあり得ます。だからこそ、組み立てを始める前に、説明書の部品リストと実物を一つずつ照らし合わせておくのが大切なんです。
部品を確認するときは、ネジやワッシャーを種類ごとに小皿や紙の上に分けて並べておくと、途中で取り違えにくくなります。同じように見えるネジでも、長さが少しだけ違うことがあるので、説明書の実物大の図があれば、ネジを重ねて確かめるのが確実ですよ。
もし本当に部品が足りない、または破損していた場合は、家にある別のネジで代用するのはやめておきましょう。オフィスチェアは体重を支える家具なので、長さや太さの合わないネジを使うと、ぐらつきや破損の原因になりかねません。注文番号やレシートを用意して、ニトリに問い合わせるのが安全です。
ネジの締め方と月1回の増し締め
組み立てたあとも、ネジの状態は定期的にチェックしましょう。ニトリ公式のよくある質問では、椅子の固定用のネジは、月に1度を目安にゆるみがないか点検して締め直すよう案内されています。ゆるんだまま使い続けると、破損の原因になるためです。
組み立て直後は部品同士がなじんでいないので、使い始めて数日〜1週間ほどで一度、全体のネジを締め直しておくのがおすすめです。そのあとは月1回を目安にチェックすれば十分でしょう。

なお、ぐらつきやきしみがネジの締め直しで改善しない場合は、自分で分解せずにニトリに相談するよう公式でも案内されています。
組み立て後に確認しておきたいこと
組み立てが終わったら、すぐに座って作業を始める前に、次の点を確認しておきましょう。
- キャスターがすべて奥まで入っているか(脚との隙間が2〜3ミリ程度か)
- 座面の高さ調整がきちんと動くか
- 背もたれのリクライニングと固定が正しく動くか
- 肘掛けやヘッドレストががたつかないか
- 座ったときに、きしみや異音がしないか
座面の高さ調整については、ニトリ公式のよくある質問に使い方が載っています。ワークチェアは、座って右側の下に昇降レバーがあり、上げるときはレバーを持ち上げながら腰を少し浮かせ、下げるときは座ったままレバーを持ち上げて体重をかけます。座面の上げ下げにはある程度の重さが必要なので、「高さが変わらない」と思ったら、まず大人が座った状態で試してみてください。

OC707の場合、ニトリネットの商品説明では、右レバーで座面の高さ、左レバーで背もたれの角度の調整と固定ができると説明されています。組み立て直後にひととおり動かしておくと、不具合があってもすぐに気づけますよ。
組立サービスを使う方法と料金
「自分で組み立てる自信がない」「重い椅子を運ぶのが大変」という人は、ニトリの組立サービスを使う方法もあります。
ニトリ公式のよくある質問によると、お客様組立商品の組立サービスは有料で、組立料金は1点につき2,750円(税込)です(出典:ニトリ よくあるご質問『組立サービス(お客様組立商品)』)。組立サービスを使うとニトリ配送でのお届けになるため、組立料金に加えて配送員による設置の料金もかかります。ニトリネットのご利用ガイドでは、配送員による設置は6,600円(税込)のオプションとして案内されています(2026年9月時点)。
- 注文後に組立サービスを追加することはできない
- メーカー直送品など、カート内に「組み立てサービス」のチェックボックスが出ない商品は利用できない
- 土日祝日の配送や時間枠の指定には、別途オプション料金がかかる
つまり、組立サービスを使うかどうかは注文するときに決める必要があります。ニトリネットの公式通販で注文するなら、カートに入れた段階で組み立てサービスのチェックボックスが表示されるか確認してみてください。
料金はかかりますが、組み立ての時間や手間、梱包材の処分まで考えると、忙しい人や重いモデルを選ぶ人には十分検討の価値がありますね。反対に、軽いモデルで手伝ってくれる人もいるなら、自分で組み立てて費用を抑えるのも一つの選択です。どこで買うか迷っている人は、オフィスチェアの購入先の選び方も参考にしてください。
組み立て後は返品できない点に注意
もう一つ知っておきたいのが、返品のルールです。ニトリネットのご利用ガイドでは、返品・交換は商品のお届けの翌日から14日以内とされていますが、「組み立て途中、あるいは組み立て後の商品」は、不良品を除いて返品・交換ができません。
そのため、サイズや座り心地が合うか不安な場合は、組み立てる前に、できれば店舗で同じモデルに座って確かめておくのがおすすめです。届いたあとに「思っていたより大きい」と気づいても、組み立ててしまうと返品できない点は覚えておきましょう。
OC707を実際に使った感想や、身長に合うサイズの選び方は、ニトリOC707のレビューで詳しく紹介しています。
箱や梱包材の処分方法
組み立てが終わると、大きな段ボールと緩衝材が残ります。宅配便で届くお客様組立品の場合、ニトリネットのご利用ガイドでは梱包材の処分は自分で行うよう案内されています。一方、配送員による設置では、組み立て・設置と梱包材の処分まで行ってもらえます。
段ボールは、住んでいる自治体の資源ごみの出し方に合わせて、小さく切ってまとめて出しましょう。ただ、届いてすぐに捨てるのは少し待ってください。初期不良が見つかったときに返品や交換をスムーズに進められるよう、数日使って問題がないことを確かめてから処分すると安心です。
ちなみに、不要になった古い椅子の処分方法は、オフィスチェアの捨て方と分解手順でまとめています。
組み立てたあとの置き場所と床の保護
組み立てが終わったら、椅子を使う場所に移動させます。このとき気をつけたいのが床との相性です。
ニトリ公式のよくある質問によると、ウッドフロアやクッションフロア、畳の上では、カーペットやフェルトなどの保護材を使わないと、床や畳に傷がついたり色が移ったりする原因になるとのこと。特に黒いゴムは、ビニール製の床に触れるとまれに変色を起こすことがあるそうです。
キャスター付きの椅子は、座ったまま動くたびに同じ場所に負担がかかります。フローリングの部屋で使うなら、チェアマットを一枚敷いておくと安心ですね。
また、回転する部分やキャスターについたホコリは、定期的に掃除するよう公式でも案内されています。ホコリと潤滑油が混ざると、動きが悪くなったり、黒っぽい粉が出て床を汚したりする原因になるためです。組み立てた直後から、ときどきキャスターまわりを見てあげる習慣をつけておくと長持ちしますよ。
組み立てのよくある質問(FAQ)
Q1. ニトリのオフィスチェアの組み立てにはどれくらい時間がかかりますか?
A. 商品ページには15〜30分ほどの目安が載っているモデルが多いですが、あくまで一般的な目安です。私はOC707を男二人で組み立てて1時間弱かかりました。初めてなら1〜2時間は確保しておくと安心です。
Q2. 組立説明書をなくしてしまいました。どうすればいいですか?
A. ニトリネットの商品ページにある「組立説明書/取扱説明書」の欄で確認できます。掲載がない場合も、ニトリネットで注文していれば注文履歴から見られる商品があります。
Q3. キャスターがどうしても入りません。
A. キャスターを脚に対して直角に当て、手で「カチッと音がするまで」押し込むのが公式の案内です。ゴムハンマーなどでたたいても入りにくいので、脚を裏返して体重をかけるように押し込んでみてください。
Q4. 組立サービスは購入後に申し込めますか?
A. 注文後の追加はできません。組立サービスを使う場合は、注文時にカート内の「組み立てサービス」を選ぶ必要があります。料金は1点につき2,750円(税込)で、ほかに配送員による設置の料金がかかります。
Q5. 組み立てたあとで返品できますか?
A. ニトリネットのご利用ガイドでは、組み立て途中や組み立て後の商品は、不良品を除いて返品・交換できないとされています。サイズや座り心地が不安なら、組み立てる前に店舗で試座しておくのがおすすめです。
Q6. 工具は付属していますか?
A. 工具が付属している商品もありますが、商品によって違います。開封したら、まず部品と工具を説明書の一覧と照らし合わせて確認してください。
ニトリのオフィスチェア組み立てのまとめ
ニトリのオフィスチェアは、説明書どおりに順番を守れば、自分でも十分に組み立てられます。ただ、商品ページの組立時間はあくまで目安で、私のOC707は男二人で1時間弱かかりました。時間と作業スペースには余裕を持っておきましょう。
つまずきやすいキャスターは、たたかずに直角に当てて「カチッ」と音がするまで手で押し込むのがコツです。部品が合わないときは力任せに進めず、向きや左右の取り違え、ネジの締めすぎを見直してください。組み立て後は各機能の動きを確認し、月1回を目安にネジを増し締めすると安心して使い続けられます。
自分で組み立てるのが不安な人や、重いモデルを選ぶ人は、注文時に組立サービスを選ぶ方法もあります。組み立て後は返品できない点も踏まえて、自分に合う方法でニトリのオフィスチェアを迎えてみてください。

