こんにちは。オフィスチェアラボ、研究員Kです。
ニトリのオフィスチェアを組み立てていて、「キャスターがどうしても脚に入らない…」と手が止まっていませんか?あるいは、使っているうちにキャスターが回りにくくなったり、割れてしまったりして、交換したいと考えている人もいるかもしれません。
ニトリネットのレビューを読むと、キャスターの取り付けに苦労したという声は本当に多く、人気モデルのOC707やOC105などでたくさん見つかります。私もOC707を使っていますが、組み立ては男二人で1時間弱かかりました(公式の目安は30分)。
この記事では、ニトリ公式のよくある質問の内容と、ニトリネットのレビューをもとに、キャスターが入らないときの対処法と、交換したいときに確認したいことをまとめました。
- ニトリ公式が案内するキャスターの取り付け方
- レビューで多かった「入らない」ときのコツ
- キャスターだけ手に入るのか、保証の対象か
- キャスターを長持ちさせる手入れと床の守り方
ニトリのオフィスチェアのキャスターが入らない時
まずは、組み立てのときにキャスターが脚に入らない場合の対処法から見ていきます。
キャスターが入らないのはよくあること
最初に知っておいてほしいのは、キャスターが入りにくいのは、あなたのやり方が悪いからではないということです。ニトリネットのレビューでは、次のような声がたくさん見つかりました。
- 「キャスターが全然はまらない。他のレビューにもあるように組み立て時、キャスターが脚に全然はまりません」(OC707 エラストマーメッシュ)
- 「組立工程のうち、キャスターの取り付けが非常に大変でした」(OC707 ポケットコイル)
- 「組み立ては1人でも出来ましたが、キャスターをはめるのが結構固くて大変だった」(OC105)
- 「キャスターが5個とも、どうしても差さらずに時間を要し」(OC708N Nシールド)
このように、モデルを問わず「キャスターが固い」という声は多くあります。キャスターは椅子と人の体重を支える部品なので、簡単に抜けないよう、かなりきつく作られていると考えておきましょう。
取り付けの前に準備しておくこと
キャスターの取り付けをスムーズに進めるために、作業を始める前に次のことを準備しておきましょう。
- 組立説明書を確認する:ニトリ公式によると、組立説明書はニトリネットの商品ページの「組立説明書/取扱説明書」欄で見られます。商品ページのYouTube動画や箱に記載されている商品もあります
- 軍手を用意する:指をはさんだり、すべったりするのを防げます
- 床に段ボールを敷く:体重をかけて押し込むので、床の傷を防げます
- 広い場所で作業する:脚を横に倒したり、体重をかけたりするスペースが必要です
レビューには「広い部屋で、座面部分とキャスター部分との2パーツまで組み立て、仕上げは部屋に運んでから組み立てました」(OC707 ポケットコイル)という声もありました。完成するとかなり重くなるので、組み立てる場所と使う場所が違う場合は、運ぶ手順も考えておくと楽になります。
接続部分の油に注意する
キャスターを付けた脚の中心には、座面を差し込むための部分があります。レビューには「座面とキャスターの接続部分に潤滑油が付いており,手が当たると容易に付きますので注意が必要です」(OC707 ポケットコイル)という声がありました。
手に付いた油で服や床、椅子の座面を汚さないよう、作業中は軍手をはめるか、近くにふき取るための布を置いておくと安心です。キャスターを押し込むときに、このあたりに手を当てないようにも気をつけましょう。
ニトリ公式が案内する取り付け方
ニトリ公式のよくある質問では、キャスターの取り付け方が次のように案内されています。
- キャスターを脚に対して直角にする
- 「カチッと音がするまで」押し込む
- 重さを支える部分なので、かなりの力が必要になる
- 手で力を入れて押し込む(ケガに注意)
奥までしっかり入ると、キャスターは外れなくなります。また、取り付けたあとのキャスターと脚のすき間は、2〜3ミリ程度になると案内されています。

ゴムハンマーでたたいても入りにくい
入らないと、つい何かでたたき込みたくなりますよね。ですが、ニトリ公式のよくある質問では、ゴムハンマーなどでたたいても入りにくいため、手で力を入れて押し込むよう案内されています。
たたくと、キャスターの軸が斜めに入ってしまったり、脚やキャスターを傷めてしまったりするおそれもあります。まずは公式の案内どおり、まっすぐ立てて手で押し込む方法を試してみましょう。
レビューで見つけた入れ方のコツ
ニトリネットのレビューには、実際にキャスターを入れた人たちのコツもたくさん書かれていました。
- 「垂直に差し込むとそれほど力はいらなかった」(OC707 ポケットコイル)
- 「少し斜め上から体重をかけて押しこむと比較的スムーズ入りました」(OC707 ポケットコイル)
- 「キャスターを垂直に立てて上からのしかかるようにするとすーっと簡単に入りました」(OC105)
- 「ぐりぐり回しながら力をかければどこかの角度でガチャっと入ります」(OC105)
- 「片手でキャスターと脚を挟み込む感じでやりました」(OC105)
多くの人に共通しているのは、キャスターを脚に対してまっすぐ立て、腕の力だけでなく体重をかけて押し込むという点です。キャスターがくるくる回ってしまうので、しっかり押さえながら垂直を保つのがポイントのようです。
指をはさまないように注意
キャスターを押し込むときは、ケガに十分注意してください。レビューには「ここで指が1本脚とキャスターの間に挟まれて潰れました」(OC707 エラストマーメッシュ)という声もありました。
キャスターが急に「カチッ」と入ったとき、脚とキャスターのすき間に指があると、強くはさまれてしまいます。押すときは、すき間に指がかからない持ち方をして、軍手などをはめて作業すると安心です。
奥まで入ったかを確かめる
キャスターがある程度入ったら、本当に奥まで入っているかを確かめましょう。公式の案内では、奥までしっかり入ると外れなくなり、キャスターと脚のすき間は2〜3ミリ程度になります。
OC708N Nシールドのレビューには、「なんとか抜けない程度に押し込むことができましたが、商品写真を拡大してみると、もう1cm深く差し込むの正解な気がしました」「椅子を横に倒して、キャスターを左右から両手で挟むように押し込んだら1cm深く差し込むことができました」という声がありました。すき間が明らかに大きい場合は、まだ奥まで入っていない可能性があります。5個のキャスターのすき間を見比べてみると分かりやすいですよ。
一人で難しいときは二人で作業する
力に自信がない人は、無理をせず二人で作業するのがおすすめです。レビューにも「組み立ては女性一人でほぼ出来ますが、キャスター部分だけはどうしても無理で、女性二人で取り付けるとスムーズでした」(OC105)という声がありました。
一人が脚をしっかり押さえ、もう一人がキャスターを垂直に立てて体重をかけると、入りやすくなります。私のOC707も男二人で組み立てましたが、二人いると重い部品を支えるのも楽になります。
どうしても無理なら組立サービス
これから買う人で、キャスターの取り付けに自信がない場合は、ニトリの有料の組立サービスを検討してもいいでしょう。ニトリ公式の案内によると、組立料金は商品1点につき2,750円(税込)で、ほかにニトリ配送員の設置料金がかかります。注文後に追加することはできないので、注文のときに申し込む必要があります。
すでに届いていて、どうしても入らない場合は、無理をせずニトリのお客様相談室に問い合わせてみてください。組み立て全体の流れはニトリのオフィスチェア組み立て方で紹介しています。
ニトリのオフィスチェアのキャスター交換のしかた
ここからは、使っているうちにキャスターが傷んだときに、交換について確認しておきたいことを見ていきます。
キャスターは保証の対象外
まず知っておきたいのが、保証の扱いです。ニトリ公式のよくある質問によると、ニトリの商品には「1年・5年品質保証」がありますが、キャスターなどの消耗品は保証の対象外と案内されています。
つまり、5年保証のOC707でも、キャスターが使っているうちに減ったり回りにくくなったりした場合は、保証で無料交換してもらうのは難しいと考えておきましょう。ただし、届いた時点で割れていたなど、初期の不良であれば話は別なので、すぐに問い合わせてください。保証全体の内容はニトリのオフィスチェアの保証で詳しく紹介しています。
キャスターだけ手に入る?
ニトリ公式のよくある質問によると、ネジやキャスターなどのパーツや、商品の一部のみの販売はしていません。ただし、商品によっては手配できる場合があると案内されています。
手配を頼むときは、次の点を確認しておきましょう。
- ニトリで購入した商品が対象
- ニトリメンバーズ会員証・レシート・お見積書のいずれかが必要
- ニトリネットで買った場合は、ECから始まる注文番号が必要
- 送料はお客様の負担
購入時のレシートや注文メールは、保証のためだけでなく、こうしたパーツの手配のときにも役立ちます。捨てずに保管しておきましょう。
市販のキャスターに替えるときの注意
ホームセンターや通販では、オフィスチェア用の交換キャスターも売られています。ただ、キャスターの軸の太さや長さは椅子によって違い、合わないものを無理に差し込むと、抜けたりぐらついたりする原因になります。
市販のキャスターに替える場合は、今のキャスターの軸のサイズを確かめ、その椅子に合うものを選ぶことが前提です。サイズが分からないときは、まずニトリに手配できるかを問い合わせるのが安全です。また、メーカーが想定していない部品に替えたあとの不具合は、保証の対象にならない可能性がある点も覚えておきましょう。
外すときも無理は禁物
公式の案内にあるとおり、キャスターは奥までしっかり入ると外れなくなる作りです。交換のために外そうとしても、簡単には抜けないことが多いでしょう。
工具でこじったり、椅子を乱暴に扱ったりすると、脚を傷めたり、ケガをしたりするおそれがあります。外し方が分からないときは、自己流で無理をせず、ニトリに相談してみてください。
床の材質とキャスターの相性
キャスターを交換したい理由が「床が傷つく」「音がうるさい」という場合は、床とキャスターの相性も考えてみましょう。日本オフィス家具協会(JOIFA)によると、カーペットなど柔らかい床にはナイロンやハードウレタンのキャスター、フローリングなど硬い床にはソフトウレタンやゴムのキャスターが適しているとされています。
ニトリのオフィスチェアのレビューでは、「キャスターが想像以上に滑らかに動く」(OC707 ポケットコイル)、「キャスターが他社の高いゲーミングチェアなどより格段に静か」(OC105)という声がある一方で、「重量があるのでキャスターの動きは少し悪い」(エステン Nシールド)という声もありました。椅子の重さや床の種類で、動きの感じ方は変わるようです。
キャスターが滑りすぎるときは
交換したい理由が「よく滑りすぎる」「止まっていてほしいときに動いてしまう」という人もいるかもしれません。レビューにも「キャスターがやたら滑る」(OC001N)や、「脚のキャスターに、ストッパーがついていたらなおよかった」(OC113)という声がありました。
キャスターの滑りやすさは、床の材質にも左右されます。フローリングの上で滑りすぎると感じる場合は、チェアマットやラグを敷くと、動きが落ち着くことがあります。キャスターそのものを替える前に、まずは床のほうを工夫してみるのも一つの方法です。
床を守るならチェアマットも
床の傷が気になる場合は、キャスターを替える前に、チェアマットなどの保護材を敷くのが手軽です。ニトリ公式のよくある質問では、ウッドフロア・クッションフロア・畳で使うときは、カーペットやフェルトなどの保護材を使うよう案内されています。
また、黒いゴムはビニール製の床にまれに変色を起こすことがあるとも書かれています。クッションフロアの部屋で使う人は、とくに注意しておきましょう。レビューにも「フローリングにチェアマットモノマーNを敷いた上で使用していますがキャスターもスムーズでとても静か」(OC001N)という声がありました。
キャスターの掃除でトラブルを防ぐ
キャスターが回りにくくなったときは、交換の前に掃除をしてみましょう。ニトリ公式のよくある質問では、回転盤やキャスターについたホコリは定期的に掃除するよう案内されています。
ホコリと潤滑油が混ざると、操作の異常が起きたり、すす状の粉が出てカーペットの汚れや床の傷の原因になったりするそうです。キャスターの車輪のまわりには、髪の毛やホコリが絡まりやすいので、ときどき椅子を横に倒して確認してみてください。椅子全体の手入れはニトリのオフィスチェアの掃除方法で紹介しています。
ねじの点検も月に1回
キャスターまわりのぐらつきや音が気になるときは、ねじのゆるみもあわせて確認しましょう。ニトリ公式のよくある質問では、固定用のねじは定期的にゆるみを点検して締め直すよう案内されていて、目安は月に1度です。
ゆるんだまま使うと破損の原因になるそうです。ねじを締め直しても、ぐらつきやきしみが改善しない場合は、ニトリに問い合わせてください。
キャスターを外して低くするのは?
「座面が高いので、キャスターを外して低くしたい」と考える人もいます。レビューにも「座面が高すぎるのでキャスターを取り付けずに利用しています」(GM707)という声や、「低くする為キャスターをとってみが真ん中の柱がつっかえあえなく断念」(OC702N)という声がありました。
ただ、キャスターを外して使う方法は、ニトリ公式の案内にはありません。脚の形によっては、OC702Nのレビューのように中心の部分が床に当たってしまうこともあります。座面の高さが合わない場合は、キャスターを外すより、座面の低いモデルを選ぶか、足置きを使うほうが安全です。ニトリには座面高が約43〜50cmのOC707スモールサイズのように、低めに設定されたモデルもあります。
買い替えを考えたいタイミング
キャスターの手配ができない、交換してもぐらつく、脚そのものにひびや変形がある、といった場合は、安全のために買い替えも考えましょう。キャスターや脚は、体重を支える大切な部分です。
買い替えるなら、保証が5年のモデルを選ぶと、本体の不具合には長く対応してもらえます。ニトリのオフィスチェアの選び方はニトリのオフィスチェアおすすめでまとめています。
ニトリ OC707 ポケットコイル
キャスターが入らないときほど、焦って斜めに押したり、たたいたりしがちです。一度手を止めて、キャスターを脚に対してまっすぐ立て直してから、体重をかけて押し込んでみてください。二人いれば、脚を押さえてもらうだけでもかなり楽になりますよ。
キャスター交換のよくある質問(FAQ)
Q1. キャスターが入らないときはハンマーでたたいてもいいですか?
A. ニトリ公式では、ゴムハンマーなどでたたいても入りにくいため、キャスターを脚に対して直角にして、手で力を入れて「カチッ」と音がするまで押し込むよう案内されています。
Q2. キャスターがきちんと入ったかはどう分かりますか?
A. 奥までしっかり入ると外れなくなり、キャスターと脚のすき間は2〜3ミリ程度になると案内されています。5個のすき間を見比べると確認しやすいです。
Q3. キャスターは保証で交換してもらえますか?
A. ニトリ公式によると、キャスターは消耗品として保証の対象外です。届いた時点の不良などは、早めに問い合わせてください。
Q4. ニトリでキャスターだけ買えますか?
A. パーツのみの販売はしていませんが、商品によっては手配できる場合があります。ニトリで購入した商品が対象で、会員証・レシート・お見積書やECから始まる注文番号が必要です。送料はお客様の負担です。
Q5. フローリングが傷つかないか心配です
A. ニトリ公式では、ウッドフロア・クッションフロア・畳ではカーペットやフェルトなどの保護材を使うよう案内されています。チェアマットを敷くのが手軽です。
ニトリのオフィスチェアのキャスター交換まとめ
ニトリのオフィスチェアのキャスターが入らないのは、多くの人が経験していることです。公式の案内どおり、キャスターを脚に対して直角にし、手で力を入れて「カチッ」と音がするまで押し込みましょう。レビューでは、垂直に立てて体重をかける、二人で作業するといったコツが多く紹介されていました。指をはさまないよう注意してください。
キャスターは消耗品として保証の対象外で、パーツのみの販売もしていませんが、商品によっては手配できる場合があります。市販品に替えるときは軸のサイズが合うかを必ず確かめ、分からなければニトリに相談するのが安全です。
日ごろからキャスターのホコリを取り、ねじを月に1度点検し、床にはチェアマットを敷いておけば、キャスターのトラブルはぐっと減らせます。安全に、長く使っていきましょう。

