オフィスチェアはメッシュとクッションどっち?素材の違いを比較

オフィスチェアはメッシュとクッションどっち?素材の違いを比較(背景は運営者が所有するニトリOC707の写真)

こんにちは。オフィスチェアラボ、研究員Kです。

オフィスチェアを選ぶとき、多くの人が迷うのが「メッシュとクッション、どっちがいいの?」という素材の問題です。メッシュは涼しそう、クッションはやわらかそう、レザーは高級感がある……と、なんとなくのイメージはあっても、実際に何が違うのかは分かりにくいですよね。

素材は、蒸れやすさ、冬の冷え、座り心地、手入れのしやすさ、へたりやすさに関わってきます。ただし、素材の名前だけで優劣が決まるわけではなく、座面の形やクッションの厚み、自分の体格との相性も大切です。

私が使っているニトリのOC707(ポケットコイル)は、座面がポケットコイル入りのクッション、背もたれがメッシュという組み合わせです。この記事では、オフィスチェアの主な素材の特徴を、ニトリネットのレビューもまじえて比べていきます。

  • メッシュ・クッション(布)・レザー(合成皮革)の違い
  • ポケットコイルやモールドウレタンなど座面の中身の違い
  • 素材ごとの蒸れやすさ・冬の冷え・手入れのしやすさ
  • 使い方別のおすすめの素材の選び方
目次

オフィスチェアのメッシュとクッションの違い

まずは、オフィスチェアに使われる主な素材と、それぞれの特徴を見ていきます。

素材の違いを一覧で比較

オフィスチェアの背もたれや座面に使われる主な素材の特徴を、一覧にまとめました。

素材良いところ気をつけたいところ
メッシュ通気性がよく蒸れにくい冬は冷えを感じることがある。張りが強いと硬く感じる。経年でたるむことがある
クッション(ウレタン+布張り)やわらかく、冬も冷えにくい蒸れやすい。汚れやへたりが出やすい
レザー(本革・合成皮革)高級感があり、汚れを拭き取りやすい蒸れやすい。合成皮革は表面のひび割れ・はがれが起きることがある

実際には、「背もたれはメッシュ、座面はクッション」のように、部分ごとに素材を使い分けているモデルも多くあります。商品を比べるときは、背もたれと座面それぞれの素材を確認しましょう。

メッシュの特徴

メッシュは、網目状の生地を枠に張った素材です。最大の特徴は通気性のよさで、背中やお尻との間に空気が通るので、夏やエアコンの弱い部屋でも蒸れにくくなります。

ニトリネットのレビューにも、メッシュについて次のような声がありました。

  • 「熱や湿気がこもらないため、夏場はもちろん、暖房の効いた冬場に厚着をして座っていても背中が蒸れません」(OC707 エラストマーメッシュ)
  • 「メッシュ素材なので、夏でも蒸れにくい」(OC113)
  • 「背もたれがメッシュなので通気性もよく、暑い日も長く座るのが苦じゃありません」(OC001N)

一方で、メッシュは冬に冷えを感じることがあり、張りが強いものは硬く感じる人もいます。また、長く使ううちにたるむことがあるのも特徴です。

クッション(布張り)の特徴

クッションの座面や背もたれは、中にウレタンなどの詰め物が入っていて、表面を布で覆ったものが一般的です。座ったときのやわらかさがあり、冬でもひんやりしにくいのが良いところです。

レビューには「汚れてもすぐに拭ける合皮タイプと迷いましたが、寒い日も座面がひんやりすることなく快適に仕事できます」(OC707 ポケットコイル)という声がありました。一方で、クッションは熱がこもりやすく、汚れやへたりが出やすい点には注意が必要です。ふわふわした生地のOC106のレビューには「夏は生地が暑いので、対策としてはヒンヤリシートを被せて座ろうかと考えています」という声もありました。

レザー(合成皮革)の特徴

レザーの椅子は、見た目に高級感があり、汚れを拭き取りやすいのが魅力です。手頃な価格のオフィスチェアでは、本革ではなく合成皮革(PVCやPUなど)が使われていることがほとんどです。

ニトリ公式の手入れの案内によると、合成皮革は主にPVC(水や汚れに強く価格が手頃)とPU(やわらかくしなやか)があります。レビューでも「合皮素材なので汚れが着いても拭き取れるので安心して使える」(OC003 PVC)と、手入れのしやすさを評価する声が多く見られました。

一方で、「真夏は椅子の革地が体温で暑くなります」(OC505)、「レザーのため夏場は蒸れる」(OC708N Nシールド)という声もあり、通気性はメッシュに比べて劣ります。また、「座面の合皮が剥がれてボロボロになってしまいました」(OC505)のように、使ううちに表面がはがれることもあります。

座面の中身の違いも大切

同じ「クッション」でも、中に何が入っているかで座り心地は大きく変わります。オフィスチェアの座面によく使われるのは、次のようなものです。

  • ウレタンフォーム:スポンジ状のクッション材。厚みや硬さで座り心地が変わる
  • モールドウレタン:型に流し込んで成形したウレタン。ニトリで販売されているDUOREST(デュオレスト)のワークチェアの商品説明には「座面はへたれにくいモールドウレタン」と書かれている
  • ポケットコイル:袋に入ったばねを並べたもの。ニトリの商品説明では「体圧分散性に優れたポケットコイル」「体の凹凸を点で支えフィット感のある座り心地」と紹介されている

座面がクッションの椅子を選ぶときは、表面の素材だけでなく、中身が何かも商品説明で確かめておくと、座り心地のイメージがつかみやすくなります。

私のOC707の素材の組み合わせ

私が使っているOC707(ポケットコイル)は、座面にポケットコイル入りのクッション、背もたれにメッシュを使っています。同じOC707には、座面もメッシュになった「エラストマーメッシュ」もあります。

私は大学の勉強とPC作業でほぼ毎日使っていて、座っていてお尻に負担がかかりにくいと感じています(あくまで私の場合の感想です)。レビューにも「座面メッシュの方が蒸れないので良いかと思いましたが、長時間座るにはクッションがこちらの方が良く疲れないと感じました」(OC707 ポケットコイル)、反対に「同型の『ポケットコイル』座面も良かったけど蒸れ対策で『メッシュ』に」(OC707 エラストマーメッシュ)という声があり、同じシリーズでも選ぶ理由は人それぞれでした。OC707についてはニトリOC707のレビューで詳しく紹介しています。

指で押したニトリOC707の背もたれのメッシュの網目
私のOC707の背もたれのメッシュ。網目から空気が通ります

メッシュのたるみとクッションのへたり

素材を選ぶうえで気になるのが、長く使ったときの変化です。メッシュは経年でたるむことがあり、クッションは使ううちにへたりが出やすくなります。

レビューにも「使い始めて6か月目くらいから徐々に座面がへたれはじめ、8か月たった今はもう大分ベコベコです」(OC707 エラストマーメッシュ)という声がある一方で、「かなり肉厚でそう簡単にへたらなさそうです」(OC707 ポケットコイル)という声もありました。使う人の体格や座る時間によって、変化の出方はかなり違うようです。長く使うつもりなら、保証の年数も合わせて確認しておくと安心です。

本革と合成皮革の違い

レザーの椅子には、本革を使ったものもあります。ニトリ公式の手入れの案内によると、本革は柔軟性・耐久性・吸湿性・通気性に富む素材ですが、手入れを怠ると角質化して劣化し、直射日光はひび割れの原因になるとされています。汚れは革専用のクリーナーで落とし、3〜6カ月ごとに専用クリーナーで手入れすることがすすめられています。

一方の合成皮革は、ふだんは特別な手入れがほとんど要らず、価格も手頃です。ただし耐久性や革独特の風合いは本革に劣るとされています。手入れの手間をかけられるか、見た目の風合いをどこまで重視するかで選ぶといいでしょう。

肌ざわりと静電気

素材によって、肌に触れたときの感触も違います。ニトリ公式の案内では、ファブリック(布)は肌ざわりがよく、暑い時期もべとつきにくいと紹介されています。半袖や短パンで座ることが多い人は、合成皮革のぺたっとした感触より、布のほうが心地よく感じるかもしれません。

一方で、ふわふわした起毛の生地には、冬に静電気が起きやすいと感じる人もいるようです。レビューにも「静電気が、きたのでマイナス★」(OC106)という声がありました。乾燥する季節に気になる人は、加湿や素材選びで工夫してみてください。

白や明るい色の汚れやすさ

白やアイボリーなど明るい色の椅子は、部屋を明るく見せてくれる一方で、汚れが目立ちやすくなります。特に布張りの椅子は、汚れがしみ込みやすいので注意が必要です。

レビューにも「肘おきがすぐに茶色くなってしまい座面も何か落とすと汚れがめちゃ目立ちます」(OC702N、布張り)という声がある一方で、合成皮革のOC507では「アイボリー色で汚れが心配だったが、濡れたタオルで拭いたら問題なし」という声がありました。明るい色を選ぶなら、拭き取りやすい合成皮革や、カバーをかけられる形のモデルを選ぶと安心です。

オフィスチェアのメッシュとクッションの選び方

ここからは、使い方や環境に合わせた素材の選び方を紹介します。

蒸れが気になるならメッシュ

暑がりの人や、夏にエアコンの効きにくい部屋で使う人、長時間座っていて背中が蒸れるのが気になる人には、メッシュが向いています。特に背もたれは体と触れる面積が大きいので、背もたれだけでもメッシュにすると、蒸れにくさが変わってきます。

座面までメッシュのモデルを選ぶと、さらに通気性はよくなります。ただし座面のメッシュは、張りの強さによって硬く感じたり、逆に沈みすぎたりすることもあるので、店舗で座って確かめるのがおすすめです。

やわらかさ重視ならクッション

座ったときのやわらかさや、冬の冷えにくさを重視する人には、クッションの座面が向いています。ポケットコイル入りの座面は、ばねで体を支えるので、ウレタンだけの座面とはまた違った座り心地になります。

ただし、やわらかすぎるクッションは、長時間座っていると体が沈み込み、姿勢が崩れやすくなることもあります。レビューにも「クッションが厚いのは良いが柔らかく均一に沈まない」(OC707 ポケットコイル)という声がありました。やわらかさの好みは人によって違うので、できれば数分以上座って確かめておきましょう。

手入れのしやすさならレザー

飲み物をこぼしやすい、子どもやペットがいる、汚れをさっと拭き取りたい、という人には、合成皮革の椅子が向いています。表面に水分がしみ込みにくいので、汚れたらすぐに拭き取れます。

ニトリには、ひっかき傷に強い合成皮革「Nシールド」を使ったモデルもあり、商品説明では「6Hの鉛筆の芯で引っかいても傷がつかない」と紹介されています(OC708N Nシールド)。蒸れやすさが気になる場合は、背もたれがメッシュで座面がレザーのモデルなど、組み合わせのモデルも探してみてください。

季節ごとの使い分けのコツ

どの素材にも、季節によって気になる点があります。素材の弱点は、ちょっとした工夫で補うこともできます。

  • メッシュで冬が寒い:ブランケットやクッションを座面に置く
  • クッション・レザーで夏が暑い:通気性のよいシートを敷く
  • 布の汚れが気になる:カバーをかける

レビューにも「冬になり座面が冷たいのでブランケットを掛けて使っています」(GM707)、「ファブリック素材なので汚れ防止にマルチカバーを購入してかけました」(OC702N)という声がありました。ただし、厚いクッションを敷くと座面の高さや奥行きが変わるので、座面の高さも合わせ直しましょう。

部屋の環境もあわせて考える

素材を選ぶときは、自分の好みだけでなく、椅子を置く部屋の環境も考えておきましょう。日当たりがよく夏に暑くなる部屋なら、メッシュの涼しさが活きます。反対に、冬に冷えやすい部屋なら、クッションのほうが快適に感じるかもしれません。

また、ニトリ公式の手入れの案内では、合成皮革は直射日光や冷暖房が直接当たる場所、温度や湿度の変化が激しい場所に置くと、表面の劣化の原因になるとされています。窓際やエアコンの風が直接当たる場所に置く予定なら、素材選びの参考にしてください。

素材ごとの手入れの違い

素材によって、手入れのしかたも違います。ニトリ公式の手入れの案内の内容を、素材ごとにまとめると次のとおりです。

素材ふだんの手入れ汚れたとき
合成皮革やわらかい布で軽くふくぬるま湯で薄めた中性洗剤を固く絞った布でたたくようにふき、乾いた布で水分を取る
ファブリック(布)表面を軽くたたき、掃除機でほこりを取るこぼしたら乾いた布ですぐ吸い取り、薄めた中性洗剤の布でたたいて落とす

どの素材でも、アルコールなどの除菌・消毒剤や、ベンジン・シンナーなどの溶剤は、変色や表面のはがれの原因になるので使わないよう案内されています。掃除の方法はニトリのオフィスチェアの掃除方法で詳しく紹介しています。

ニトリの素材別のモデル例

ニトリのオフィスチェアから、素材ごとのモデルの例を挙げると次のとおりです(2026年9月時点のニトリネットより)。

素材のタイプモデル例価格(税込)
座面・背もたれともメッシュOC707 エラストマーメッシュ34,990円
背もたれメッシュ+座面ポケットコイルOC707 ポケットコイル34,990円
背もたれメッシュのハイバックOC1139,990円
ファブリック(布張り)OC702N29,990円
合成皮革(PVC)OC702N PVC29,990円
傷に強い合成皮革エステン Nシールド24,990円

同じOC702Nでも、ファブリックと合成皮革(PVC)の2種類があるように、同じモデルで素材を選べることもあります。ニトリの素材ごとの違いはニトリのオフィスチェアの素材比較でもまとめています。

ニトリ OC707 ポケットコイル

ニトリ OC707 エラストマーメッシュ

ニトリ OC702N(合成皮革 PVCタイプ)

店舗で素材を比べるときのコツ

素材の違いは、短い時間座っただけでは分かりにくいこともあります。店舗で比べるときは、次の点を意識してみてください。

  • 同じ価格帯のメッシュとクッションの椅子に、続けて座ってみる
  • 背もたれにしっかり寄りかかり、背中への当たり方の違いを比べる
  • 座面を手で押して、沈み方や戻り方を確かめる
  • できれば数分以上座り、熱のこもり方の違いを感じてみる

季節によっても感じ方は変わるので、夏に買うなら冬のこと、冬に買うなら夏のことも想像しながら選ぶと失敗しにくくなります。

結局どっちを選ぶべき?

迷ったときは、次のように考えると選びやすくなります。

  • 暑がり・夏に長く座る:メッシュ(少なくとも背もたれはメッシュ)
  • 寒がり・やわらかい座り心地が好き:クッション(布張り・ポケットコイルなど)
  • 汚れが気になる・手入れを楽にしたい:合成皮革
  • いいとこ取りをしたい:背もたれメッシュ+座面クッションの組み合わせ

どの素材でも、最後は座り心地の好みと体格との相性で決まります。オフィスチェア全体の選び方はオフィスチェアの選び方も参考にしてください。

◆研究員Kのワンポイントアドバイス

素材で迷ったら、まず「夏の暑さ」と「冬の寒さ」のどちらがつらいかを考えてみてください。そのうえで店舗で座り比べれば、メッシュとクッションのどちらが自分に合うか、かなり絞り込みやすくなりますよ。

メッシュとクッションのよくある質問(FAQ)

Q1. オフィスチェアはメッシュとクッションどっちがいいですか?

A. 蒸れにくさを重視するならメッシュ、やわらかさや冬の冷えにくさを重視するならクッションが向いています。背もたれメッシュ+座面クッションの組み合わせもあります。

Q2. メッシュは冬に寒いですか?

A. 通気性がよいぶん、冬は冷えを感じることがあります。気になる場合は、ブランケットやクッションを座面に置くなどの工夫ができます。

Q3. 合成皮革の椅子は長持ちしますか?

A. 汚れを拭き取りやすい一方で、使ううちに表面がひび割れたり、はがれたりすることがあります。汗や整髪料などの油分、水分を長時間放置しないことが、ニトリ公式の手入れの案内で注意点として挙げられています。

Q4. ポケットコイルの座面とは何ですか?

A. 袋に入ったばねを並べたクッション材です。ニトリの商品説明では「体圧分散性に優れたポケットコイル」と紹介されていて、OC707(ポケットコイル)やOC702Nなどに使われています。

Q5. 布張りの椅子の汚れはどう落としますか?

A. ニトリ公式の案内では、こぼしたら乾いた布ですぐ吸い取り、薄めた中性洗剤を含ませた布でたたいて落とし、固く絞った布で水拭きする方法が紹介されています。

オフィスチェアのメッシュとクッションまとめ

オフィスチェアの素材は、メッシュ・クッション(布張り)・レザー(合成皮革)が主な選択肢です。メッシュは蒸れにくい一方で冬の冷えやたるみ、クッションはやわらかく冷えにくい一方で蒸れやへたり、合成皮革は手入れしやすい一方で蒸れや表面のはがれに注意が必要です。

座面の中身(ウレタン・モールドウレタン・ポケットコイル)によっても座り心地は変わるので、表面の素材と中身の両方を確かめましょう。背もたれメッシュ+座面クッションのように、部分ごとに素材を組み合わせたモデルも選択肢になります。

素材の名前だけで決めず、季節や部屋の環境、自分の体格と好みに合わせて、長く快適に使える一脚を選んでくださいね。

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この記事を書いた人

工学部に通う大学生。腰に不安があり、長時間の勉強のためにニトリのOC707を選んで毎日使っています。自分の椅子は実体験で、ほかの椅子はメーカー公式の情報と購入者の口コミをもとに、良い点も気になる点も正直にまとめています。

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